「失言を産む機械」
ご案内のように,柳沢厚労相の「(女性は)子供を産む機械」との発言が波紋を呼んでいる。そんなこと言うなら,安倍内閣なんか「失言を産む機械」だ。いやガタリふうに言うと「失言を産む機械状無意識」だ。あるいは「失言を産む器官なき身体」とか(わからない人ごめんなさい。てかググりなさい)。
しかしね。そもそもが極右政権なのだから,このくらいの暴言は国民にとっても十分想定内であったはずだろう。石原慎太郎だって同じようなことを言いそうだが,あいつなら絶対に謝罪しないだろう。それでもそういうのを支持する連中も世の中にはけっこういるのである。
それとも,実はボーッとしてた国民が今になって「うわ,こいつらちょっとキてる」と気がついたのだろうか。だとすると不幸中の幸い,ある意味で喜ばしい事態である。
で,民主とかどうするの? 辞任要求なんかするの? こいつ1人に辞任してもらってどうするの? 他だって同じようなやつばっかだぜ? むしろ安倍内閣の顔として居残ってもらって,支持率低下に力を貸してもらった方がいいだろうに。と私なら思う。
「敵に間違いを認めさせる」というのも一つの戦略だが,「敵方のイメージ低下を狙う」という別の戦略もアリですよ,野党議員さん。
柳沢氏は形式的には謝ってはいるけど,誰も真に受けていない。おそらく彼はほんとに女性をそういうものだと思っているだろう。こういう局面で口先だけの謝罪を引き出したりしたって意味がない。辞めさせたってまた似たようなやつが来るだけ,どうせまた同じ人間が任命するんだから。だったらそういう人物にはそのまま内閣に居すわってもらってはいかがか。こちらは余裕の笑みで。
そして,限られた時間をもっと有効に使うべきである。
▼そっちの話より,アパの耐震偽装の件,やっぱりイーホームズの藤田氏やきっこ氏の言うとおりになってきたではないか。こちらのほうが一閣僚の舌禍などよりよほど大きな問題であろう。
マスコミは水落建築士を叩いているが,それ以前に事件を今まで報道せずスルーしてきたマスコミ各社自身の責任や,事件の隠蔽に加担してきた国交省の責任,そしてこれらに圧力をかけてきた黒幕連中の責任を追及していくのがやはり本筋だ。安晋会との関連とか。野党側にはがんばってもらいたいが,それにはまず追及すべき民主側があの鳩山をどうにかすることが前提なんだろうなぁ……(きっこ情報に基づく)。馬淵議員も深入りできないみたいだし。まったくひどい話である。
結論。民主の議員は身辺を綺麗にして,自民党のドロドロの利権構造をすっきり掃除してほしいなぁ。そして「美しい国」(爆)にしてほしいなぁ。ってもやっぱ期待できないかなぁ……。ちなみに皆さん中韓では「美国(メイクォ)」って「アメリカ」のことだって知ってました?
最近忙しくて電池切れ気味なので,今日はこのへんで。