ナニワ社会学道(たぶんそんな感じ……)

2020年4月24日

めっちゃオーサカな社会学本が出たっちゅうねん。

社会文化理論ガイドブック

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大村 英昭 宮原 浩二郎 名部 圭一
ナカニシヤ出版 (2005/06)
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ナカニシヤ出版から出てる。な。関西やろ。な。編者も大村英昭(阪大),宮原浩二郎(関学大),名部圭一(同・非常勤)とやっぱ関西や。執筆者もこれでもかっちゅうくらい京都か大阪系。ソシログのきっしーも書いとるで。

せやかて,何もこの本は土着的でベタベタな浪花節とか,上田正樹とかやしきたかじんとか,そういう世界とは全然ちゃうよ。あたりまえか。ましてやお笑いなんて関係ないで。吉本も,上方落語も。あたりまえやな。すまんすまん。

もっとこう,「理論は役に立つんや」っていう,どうしょうもない抽象理論みたいに見えるものが汎通的なツールとしてどうゆうふうに使えるか,っちゅうとこを掘り起こそうとしてる本や。

2500円+税。もうちょっと安かったらええねんけどな。でも各々密度は濃いのでとっかかりにおすすめしとくし。そらマルクスを4ページでまとめるなんか無理やでしかし。ほんま殺生やで~。