無意識の思考とか論理とか

2020年4月24日

体調不良でたくさんは書けないのだが,タイミングを逃すわけにいかないので一言だけ。

Tatarさんのご指摘もありましたマッテ・ブランコさんの本,「ねこまっさかさま」さんの「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という最新記事で紹介されている。クライン派だ! これはイイ(オイラには)。何とか取り寄せないと。

無意識の思考―心的世界の基底と臨床の空間
I.マテ‐ブランコ 岡 達治
新曜社 (2004/11)
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でも訳書が出たのはThinking, Feeling, and Beingのほうで,The Unconscious as Infinite Setsではないようである。後者は英語で買おう。あと入門編みたいのも出てるみたい。買わないと。ユーロで。

しかしBatesonの弟子筋でもこういう研究をしていた奴がいたはず。誰だったかな。誰か教えて。


ちなみに私としては目下,ラカン派関係で数学絡みの本が気になっている。Nathalie CharrauxさんのLacan et les Mathématiquesが入門編。応用編はPierre CartierさんのLe Réel en Mathématiques。後者をめぐるセミナーは先日ECFであったばかりである。大した話じゃなかったけれど。これらはもちろんチェックする予定。

関係ないが,日本からとある社会学関係の原稿ゲラが到着していた。「マルクス」の項と「アレント」の項を執筆。そんなに分量はないのでちょこちょこっと校正し,あとは返送するばかりである。

内容的にはどうだろう。「疎外論パラダイムですか?」と聞かれたら,「ハイそうですが,何か?」と私は答えてしまうだろうなぁ。

研究

Posted by 中野昌宏