新宮・立木編 『知の教科書 フロイト=ラカン』

2019年3月12日

新宮一成・立木康介編 『知の教科書 フロイト=ラカン』(講談社選書メチエ)が出ます。すでに見本がパリまで届きました。書店には10日ころに並ぶそうです。

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ただ普通にフロイトとラカンを解説するだけでなく,もちろんそこもいいんですが,第三部が「三次元で読むフロイト=ラカン」というので,いろんな観点のテーマが入ってます。僕のも。でもって第4部の読書案内ではミレールとかジジェクの立ち位置なんかもつるっとわかっちゃうという。

「快感原則」「夢判断」といった古い(微妙に感じ悪い)訳語も,「快原理」「夢解釈」に衣替えだ! そうだ親方! もう21世紀なんだぜ! オイラもそうしたかったんだ!(誰が親方やねん)

これは面白いわ。宣伝じゃなくホントですよ。快です。じゃない,買いです。税別にして1600円。これの1割のさらに20分の1が私の印税ですから~! 残念! こんなんやったらビーケーワンのブリーダーの方がはるかに割がいいですね~! 斬り!と。

さあ,刮目して待て!(はしゃいじゃってすみません。読んでみたらえらい面白かったので)

追記 le 17 mai 2005

この広いブログ宇宙に,うれしい書評を発見。整腸亭日乗さんの[書物]フロイト=ラカンをご覧あれ。

この方の読みは,「こういう本いいよねー」みたいないいかげんな私のこのエントリーよりも,はるかにまじめである。「ラカン学者」に対する一般的な苦言も,定番とはいえ,まあ皆さん耳の痛いところだろう。『エクリ』翻訳についての指摘もあったが,ただこのラカン業界界隈にはいろいろな事情があるのだ,とだけ言っておきたい。何があるのかはいま言えないけれど。

とはいえ私の担当箇所にたいへん好意的だったため,こうした諸々の批判も何のその,無条件で喜ぶ次第である。

ただ,この記事のおかげで購入されて,期待外れだったら哀しいけれど。