目のフチが黒すぎる女

今日は試験監督だったが,(内心)ちょっと面白いことがあった。

タイトルのとおり,「目のフチが黒すぎる女」が試験を受けていた。

それは象徴的な表現で,目以外もいろいろと。ヤンキーっぽいというか,地方によくいる感じの人である。こういうタイプの人はちょっと苦手である。

こいつが,いわゆるカンニングっぽい(確認はできない)素振りというか,その黒々と縁取られた,ファラオの申し子みたいな目で,前の席の答案(マークシート)を覗こうとしていたような気配がした。

そのとき教室の一番前で椅子に座っていた私は,それを牽制するために(未遂に終わったほうがいいからね)すくっと立ち上がり,彼女の席のほうへ向かって,いかにも通常モードの机間巡回ですよという風情で近づいていった。

もちろんその女自身は取り繕うような感じだったが,問題はそこではない。

問題は,前の奴の答案である。

前の男子生徒の身体の右側に答案がはみ出ていて,見ようと思えば見られる具合ではあった。しかし,そいつの答案の一番右の欄は

答えが全部Cだった。

おいおい,と心の中でつっこんだが,ここで俄然知りたくなるのが後ろの彼女の答えである。

はたしてこれを丸写ししているんだろうか。

ドキドキしながら覗いてみると……

やっぱり答えが全部Cだった。

orz 脱力……。

瞬間浮かんだのは,「こいつアホや」っていう感想。しかし,「いや待てよ」とも思う。「こいつある意味ちょっと面白いヤツかも」と。顔もツタンカーメンみたいやし。

試験中だから笑いにならないけど,笑いのネタ的にはこのキャラって「美味しいのかも」と。

思いましたとさ。

で,こんなんをカンニングとか言うのも阿呆臭いので,放置。

そのかわりここのネタにしているという。ざまあみろってんだ。

雑文

Posted by 中野昌宏