倒錯的盗作
最近,レポートの剽窃をどうするかでいろいろ対策を練っている。
これまでは一つ一つのレポートについて,長めのセンテンスをとってきて検索窓に貼り付けていた。150人分のレポートだとそうとう骨の折れる仕事である。しかも私は一つの講義で2度3度レポートを課しているので,単純にその2〜3倍になってくる計算だ。そろそろやっていられない。
というわけで,いろいろと調査すると,英仏独西語については「turn it in」というのが定番らしい。日本語化されるという噂がありつつも,出てない様子。それは分かち書きが最初からできている言語と一緒にはならんわな。けっこうたいへんなはずですぞこれは。
と思うと,金沢工大の先生がソフトを開発中だという。「コピペルナー」という名前。この名前は,正直言って好きである(照)。わかりやすい。仕様はどうなっているのだろう。大量のワード文書を流し込むと,粛々と剽窃の疑わしさをパーセンテージで出してくれるのだろうか。
それを買うかどうかは別として,ほかの調査もやっている。レポートをやりとりするけしからんサイトがいくつかある。そのなかで思わず笑ってしまったのがこれ。
そこまで頭使うんなら普通に書けよ。それじゃまるで,「盗作」というより「倒錯」じゃないの,と。
(笑いながら)おーい山田くーん,座布団全部とっちゃえ。
ディスカッション
コメント一覧
先生、おめでとうございます!
http://www.ank.co.jp/works/products/copypelna/
でも先生が深い愛をもってひとつひとつチェックされてるという話はかなり有名になってきたので、コピペる人はあまりいないと思います。優しくして下さい。
お。学生さん(匿名希望)ですね? どうもありがとう。とはいえこの情報は,われわれの仲間もいち早くキャッチしていましたよ。ぬははははは
僕がひとつひとつチェックしている話って,そんなに有名なんでしょうか。先日の中間レポートを見ていたら,3通目でコピペを発見してしまい,その時点でもうかなり萎えたのですが。まあそのあとはあまり見つからなかったような気がします。
いままで見落としたコピペって,きっとあるでしょうしね。このソフトに期待するのは,見落としが減って,評価が可能なかぎり公平になることです。
製品仕様も見てみました。これで内容をしっかり読むことができます。うれしいな。ちゃんと書いてる人には僕はとっても優しいですよ。何しろ愛が深いので。ただしアガペーです。エロースではないです。