ひどい商売

最近うちの子どもたちがハマっている遊びがある。タカラトミーから出ている「ベイブレード」というコマである。これで友だちと対戦するのが楽しいらしい。

ただ単にコマを買ってきて戦わせるだけでなく,パーツを組み換えて自分なりの最強ゴマを作るのである。デフォルトの状態で攻撃タイプ・防御タイプ・持久力タイプなどがあるが,回転を支える先端部分のパーツの形状もいろいろあるし,爪をつけてみたり,重心の低いタイプ,上から攻撃できるタイプなどといろいろ作りかえることができる。「ベイポインター」というものがあり,対戦結果がポイントとして記録される。自分のコマを鍛えて,友だちに勝って,ポイントを貯めると,何かもらえるものがあるようだ。

それは楽しいと思うが,このコマが現在入手困難である。というか,品薄なので,そこに目をつけたおもちゃ業者が買い占めて値をつり上げているのだ。腹立たしい。


腹立たしいが,遊ぶためにはその悪徳業者に金を払わねばならない。子供たちはお小遣いを貯めて,これをネットで買う。もしくは競り落とすのである。これでは「泥棒に追い銭」である。いくらなんでも大の大人が子どもたちから金をまきあげるとは何たる所業ぞ。

もちろん,中には気骨のあるおもちゃ屋もあり,そこはメーカー希望小売価格(つまり定価)でしか売っていない。しかしそういうところの在庫はすぐになくなってしまい,悪徳業者のみが数倍の値段で売っている状況である。

このような「ダフ屋行為」は取り締まることができないのかと思い,ちょっと調べてみたのだが,どうも難しいようだ。彼らのやっていることは,「正当な取引」だからだ。売っている値段で買い,好きな値段で売る。それだけだ。どこに問題があろうか。

歯噛みしながら,「お前たちは,どうしてそこまでハイエナなのか」と尋ねてみてもしかたがない。結局,資本主義というのはそういうものなのだ。


3 thoughts on “ひどい商売

  1. 木田原形而 より:

    “売れるもの”には沢山の商売人が群がるのは致し方ないですが、子供のおもちゃまでそういう状況になってくると、考えものですね。
    親は子供が欲しいと言えば弱いですから、子供相手にそういう商売はやめて欲しいものです。
    しかし、仲介業者が現れるとうのは、まことに理にはかなっているのですね。資本主義だけではなく、社会主義の闇でもそういう構造が必ず存在しますから。
    昔、ビールやジュースの瓶を集めたり、場合によっては酒屋さんの裏に積んである瓶をくすねて、知らぬ顔で換金して小遣いにしたという思い出(いけないことですが…)が今頭の中を過ぎりました。

  2. 中野昌宏 より:

    木田原さま

    遅くなりましたが,コメントありがとうございました。
    コメントをいただくのは実に何ヵ月ぶりでしょうか。記事の更新もまったく滞っております。
    この話題,続きを新しいエントリーにも書きますのでまたよろしくお願いいたします。

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