和解による裁判終結の報告
前回1月24日以降の期日について公にしておりませんでしたが、本事件の本訴・反訴について裁判所からの和解勧告に対し、水面下での交渉を続けておりました。 3月10日の交渉期日を経たあと、急転直下、3月16日裁判所より連絡があり、翌17日10:15〜の期日をもって和解が成立しました。
期日直後、10:45から開催された記者会見での配布資料はこちらです(「公開資料」のページも参照)。 和解条項は裁判所の起案であり、記載のとおり、事前の交渉もなくいきなり裁判を提起したことは裁判所にとっても遺憾であるとされ、また本人尋問において、世耕氏が、自民党議員として旧統一教会の被害者救済、ならびに自民党と旧統一教会との絶縁を含め必要な調査・対応を行う、と供述したことが明記されています。
形式としては和解となりましたが、上級審に進んだ場合の負担やリスクを鑑みても、あえて判決にこだわる必要はなく、この条項ですでに中野側の主張が概ね認められておりますので、実質こちらの勝訴と言える内容です。
この結果が、今後あらゆるスラップ訴訟を起こしにくくする要因として働き、ひいては反スラップ法制定の足がかりとなること、また統一教会問題についても、政府与党に対する統一教会の影響力根絶へ向けて積極的な一歩となることが期待されます。
応援いただいたすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。