第12回口頭弁論の報告

2022年3月31日

1月28日金曜日10時より、第12回口頭弁論が開かれました。今回は、こちら側から人証申請書と、国際人権法の権威である申惠丰先生(青山学院大学法学部長)による意見書を裁判所に提出しました。申先生の意見書は、本訴は不当であり棄却すべきことが中心に論じられていて、とにかく心強い内容です。

次回は、中野本人の陳述書のほか、ヨーロッパ人権裁判所等でご活躍のDirk Voorhoof先生(ベルギー・ゲント大学名誉教授)にも意見書をいただき提出する予定です。 申先生やVoorhoof先生によれば、国際的に見ても、公人に対する名誉毀損は例外的にしか成立しえず、 公人から公共的言論を理由に提起される名誉毀損訴訟は一般的にスラップ訴訟であることが明らかとなってきました。 本件の本質にいよいよ迫る展開となっています。

人証申請書では、上記両先生のほか、政治家と統一教会との関係に詳しいジャーナリストの鈴木エイトさんと、原告・被告本人についても申請しております。 裁判官からは証人尋問について積極的とも思える世耕議員への追加陳述書提出の指示がありました。ついに世耕議員が法廷に現れるかもしれませんね。