第3回口頭弁論の報告
第3回口頭弁論(2月14日)で、原告(世耕氏)側は、訴状および原告第1準備書面で述べたとおり、統一教会を「反社会的な団体」と重ねて主張し、だからこそ中野のツイートが名誉毀損にあたるとしました。この統一教会の評価について裁判長は、被告側はどう考えるのか、回答するように促しました。
いっぽう被告(中野)側は、被告第2準備書面において、自民党、日本会議と統一教会の思想・立場的に密接な関係、特に自民党改憲草案(2012年)に反映されている統一教会の主張を、対応表を作成して具体的に示しました。生活保護バッシングにつながる自民党の人権制限論は、これらの諸団体が基本的に共有しているものです。したがって、問題のツイートで言われているように、「世耕氏が原理にいた」という情報にはそれなりに信憑性があると言えます。
次回は、それぞれの宿題への回答が中心となります。原告(世耕)側が第2準備書面を、被告(中野)側が第3準備書面を、それぞれ提出します。