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レポート要項(共通事項)

以下の要領を熟読したうえでレポートを作成し,(それぞれの科目で指示する)期限までに提出すること。

1. 課題

  1. 【まとめ】講義の中で興味のあったトピックを1つまたは複数とりあげて,自分なりに調査研究し,まとめよ 。
  2. 【自分の意見】その議論を,自分自身はどう評価すべきだと考えるのか,論拠をあげながら説得的に説明せよ。

2. 要件

  • 【分量】各科目,提出時ごとに指示する。1.と2.は項目として分割してもよいし,1つの文章に統合してもよいが,両方の要素が含まれていなければならない。
    さらに
  • 内容にふさわしいタイトル
  • 学籍番号と氏名
  • 文献からの引用/参照(少なくとも1ヶ所以上。講義資料,辞書は文献にはならない)
  • 文献リスト(末尾に)

を付すこと。 引用のしかたは,日本社会学会『社会学評論スタイルガイド』におおむね準拠すること。 本文の形式は基本的に自由だが,できるだけ読みやすく構成されていることが望ましい。 なお,である調(常体)で書けばよく,です・ます調(敬体)で書く必要はない。

  • 【提出先・提出方法】 各科目,提出時ごとに指示する。
  • 【提出期限】 各科目,提出時ごとに指示する。
  • 【補足】 形式的・内容的に要件を満たさないものは大幅な減点となる。こうした減点ゆえに最悪の場合評価が「D(不可)」となるおそれもあるので,十分注意すること。

3. 評価方法と考え方

  • 課題1.に関して。ひたすら細かい点についての正確を期すよりも,大まかに,自分としてはどう理解したのかを明瞭に示してほしい。
  • 課題2.に関して。受講者にはどのような意見をも表明する権利があるし,意見の内容によって評価されるべきでもない。どのくらい真摯に考えたうえでその結論に達したのか,その姿勢そのものを評価したいので,その意味で努力の伺えるレポートを期待する。
  • 最低でも指定の分量の8割は書くこと。そもそも自分の勉強の成果をアピールできるチャンスなのに,少ししか書かないのは損である。
  • やはり「感想文」は困る。たとえば「すごいなあと思った」などという賛辞だけでは評価のしようがない。どこがどうすごいのかについてもう一歩踏み込んだ論評をしてほしい。感じたこと(だけ)ではなく,考えたことを書いてほしい。
  • 「剽窃(盗用,いわゆるコピペ)」には厳しく対処する。他人が書いた文章を,あたかも自分が書いたように見せかけるのが剽窃。他人が書いた文章を,他人が書いたものとして「引用」するのなら問題ない。
  • 広義の引用のしかたは3種類ある。それぞれ「短い引用」,「長い引用」,「参照」と呼ぶことができる。「短い引用」では原文をそのまま転写し「 」で括る。「長い引用」ではカッコは使わず原文を段落ごと抜き出し,2文字程度インデント(字下げ)し,前後の行間を少しあける。「参照」では,原文の意を損なわないように気をつけつつ,自分の言葉で要約する(カッコは使わない)。これらのやり方は物書きの常識なので習得すること。

4. レポート執筆心得

1. 文体を整える

  • 「常体」で統一する
    • 「敬体」=です・ます体 × 字数が惜しい
  • 「文語体」で統一する
    • 「~なんじゃないかと思います」(口語体)×
  • 「体言止め」はまず使わない
    • 特殊効果なので論文にはあまり使えない

2. 段落を作る

  • 箇条書きにはしない。一続きの文章にする
  • 段落(パラグラフ)というものをもっと重く見る
    • 一つの段落で言いたいことは一つだけ
    • 段落冒頭は中心となる「トピック・センテンス」
    • 残りは肉付け(理由,例など)

3. 感想文にしない

  • 「自分のこと」を語るのではなく,「自分の考え」について語るべき
    • 「私は~」を多用しない。できれば使わない
    • 「~だと思う」も使わない(ただし「~だと思われる」なら使える)
    • 通常は「~である」と言い切ってよい。そのかわり,言い切るだけの論拠を添える
  • 「私はこれまで,このような問題を考えたことがなかった」×
    • そんな個人的な事情を読み手に知らせる必要があるのか?
    • 単なる字数稼ぎに見える。中身がない証拠と見なされる
  • 「私はこの授業で,~ということを学んだ」×
    • 「~ということ」の中身を端的に書けば十分 (例)「私はこの授業で前近代・近代の違いを知り,『では,現代はどうなっているのか?』という疑問を抱きました。……」 →「では,現代はどうなっているのだろうか。……」
    • I think that… のthat節の中身だけ書けばよい

4. 今後の抱負を語らない

  • 「今後,この問題についてしっかり考えていきたい」×
    • 「いまはこの問題についてまだ十分に考えていない」という意味にとれる。たとえ不十分であろうと,いま考えた内容・考えた結果を書くべき
    • あなたがそれを今後考えたいかどうか,読み手は知りたいと思わない

5. 修辞は効果的に使う

  • 「~ではないだろうか」ばかりを連発しない
  • 疑問文は文章の流れを膨らませる鍵となるが,使いすぎると主張がぼやける
  • 日本語の文尾は実はいろいろあり,少しずつ印象が異なる
    • 「~だ」(やや断定的な感じ)
    • 「~である」(最もニュートラルで無難。すました感じ)
    • 「~なのだ」(最も力の入った断定)
    • 「~なのである」(読者にとってやや意外なことを述べている感じ)

6. 構成のポイント

  • 論拠から主張か,主張から論拠か
    • どちらも可
    • 先に主張を決めて,あとから論拠を考えることも多い
  • 「過不足なく」書く
    • 冗長すぎず,舌足らずすぎず
  • 自分の文章を客観視せよ
    • 地べたを這いながら,上空からも眺めるかのように