2011年度 中野ゼミ卒業論文題目一覧

今年度の卒業論文です。便宜的に人文系,社会系,その境界領域と分類してみました。うちのゼミは境界領域が本領なんでしょうけどね。

【人文系】

  • 千利休と「わび」――茶の湯という形式に込められた日本的美意識
  • 「声」に対する発話者の自己評価と聴取者の印象との齟齬について
  • ハリー・ポッターの魅力の源泉――エディプス・コンプレックスの観点からの分析
  • 笑いの理論と分類に基づく漫才分析――2008〜2010年度『M-1グランプリ』のネタを題材に

【人・社境界領域】

  • オウム真理教――エリート集団が入信した共通する要因とは
  • ドラえもんの受容度にみる文化的差異――なぜアメリカでは受容されないのか
  • 人はなぜ衝動買いをするのか――合理的とは言えない消費者の心理

【社会系】

  • うどんブームに伴う香川県の観光振興
  • 格差社会と教育のあり方――日本の未来のための提言
  • 家族の構造改革とそれを超える共同体――「シェア住居」によるつながりの再構築に向けて
  • 日本におけるキャラクタービジネスの勃興と展開

私にとって青学初の卒業生ということで,感慨もひとしおです。これで総合文化政策学部も「完成」を迎えます(卒業生を出して初めて「完成」と認められることになります)。

講演会「精神分析の射程」終了

布施哲先生のお世話で,名古屋大学での講演会「精神分析の射程――後期資本主義社会のメディア、文化、イデオロギー」にお招きいただきました。ご来場の皆さまありがとうございました。

京大の立木康介先生は,現在の日本のラカニアンとしてはトップクラスの位置にいる俊英です。私とは出身大学院が同じ,研究室が隣(間宮研究室−新宮研究室),年齢が同じという関係でした。それでもなぜか最近までほとんど交流なし。共著は1冊ありましたけど。先日のラカン協会でご一緒したときに布施先生からお声がかかり,2度目の共演という運びでした。立木先生のお話は,私とはアプローチが違うけどルーツは同じということで,続く私はそこにうまく被せてそこそこいい感じにオチをつけることができ,助かりました。

私は「資本のトリック/レトリック」という題で話しました。この内容はいずれ文字にしたいと思うのですが,まあこれを単発ものとして文字にするというよりは,比較的一般向けの本を書こうとしています。どうも遅筆のせいで編集者の方々にご迷惑をかけてきた日々なのですが,そろそろ新学部も完成だし,いいおっさんになってきたんだし,書きますよ! ほんとは書くの好きなんだから! 雑事に追われてできなかっただけなんだから!

モーツァルトはおことわり

モーツァルトはおことわり

著者等:マイケル・モーパーゴ

出版社:岩崎書店(2010-07-30)

ハードカバー(80ページ)



(著者名は「モーパーゴ Morpurgo」が正しい。Amazonのデータベースが誤っているので念のため。)

最近,講義などでなぜかナチス関係のことを話す機会が多い。なぜかと考えると,やはりあの手のイデオロギー操作のようなもののメカニズムを解明したいという気持ちが,私の心にずいぶん昔から潜んでいたからかなと思う。

今回上の絵本を見つけたので,皆さんにご紹介したい。
「ナチス時代,強制収容所にはオーケストラがあった。生きるために演奏した団員たち――世界中で名を知られたバイオリニストがあかす 音楽で戦い,音楽とともに生きた人びとの物語」である(帯による)。
(以下ネタバレ多少含むので注意)
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ゼミの面接

来年度からの3年ゼミの選択で,定員13名のところ,うちには16名がエントリーしてきた。
私の専門分野などやりたい人はまれなので,サービスで領域をガバガバに拡大しているわけだけれども,選ぶ学生さんたちもできれば教員の専門性を考慮してほしいものである。

13人のところ16人,全員採ってもいいジャマイカと思うかもしれないが,2年後に全員の卒論を細かく見ていくことを考えると,1人でも少ないほうが助かるし,当然一人一人のクオリティーも上がるのである。鬼のようであっても,実は鬼ではないのである。

ということで,3名だけ落とさねばならない。
面接を開始したが,顔を見てしまうと逆に難しい……。情が湧いてしまう。
人事部の方々のご苦労が偲ばれる。
なんてことを言っている場合ではない。

面接にきた女の子が泣くとか,明らかに反則だろ。
勝手に落とされるとか思い込んだりして,だいいち取り乱しすぎである。
採用するしかないけど,あとから考えたらちょっとイヤな気持ちになる。そうじゃないとは思うけど,もしこれが演技だったらどうする? 
ていうかゼミの選択が何だ? 世界には死の危機に瀕している人がいっぱいいるのに……。

とはいえ,成績との合わせ技で,だいたい目星はついてきた。あと1人面接したら結論が出せるだろう。

iPhoneのアップデート

iOSが4.2になったので,アップデートしたら速くなった。端末が3Gなので,めちゃ重に辟易していたが,ちょっと蘇った感じ。

で,妻にもアップデートを勧めたが,作業するのは私である。夜に決行。
しかしながら,長らく同期していないせいでバックアップが全然進まない。

20時間かかったという報告もあるわけで,当然そんなのは困る。なので別のパソコンでやってみる。すると少し速いようだ。

そのままアップデートを続けていると,「工場出荷時の状態になりました」とか言われる。

あ。

てな感じで,人のiPhoneのデータを飛ばしましたとさ。めでたくないめでたくない。

だって。いままさにとってるバックアップが作業終了と同時に消されるとは普通思わないでしょうが。

コンサート終えました〜

ようこそ!すばらしきオーケストラの世界へ

著者等:近藤 憲一

出版社:ヤマハミュージックメディア (YMHMM)(2010-06-08)

単行本(216ページ)



先般告知しました9/11のコンサート,無事終えることができました。けっこう多くのお客さんに来ていただけてホッとしましたし,何よりメインのブラ1(ブラームス交響曲第1番のことですよ)の最後に「ブラボー!」の声を二三いただけたようなので,演奏者側としては大満足です。有森先生のピアノも,うっとりするような甘美さ,かと思うと火の出るような爆発力,まさに素晴らしかったです。舞台の上からほれぼれしておりました。
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【告知】所属オーケストラの演奏会

これは公的活動ではありませんが,私中野は先日から某アマチュアオーケストラに参加しております。その定期演奏会のフライヤーができました。この場を借りて告知させていただきますよ。

聖光学院管弦楽団(聖フィル) 第3回定期演奏会

  • グルック 歌劇「アウリスのイフィゲニア」序曲
  • メンデルスゾーン ピアノ協奏曲第1番 ト短調 Op. 25(ピアノ:有森直樹氏)
  • ブラームス 交響曲第1番 ハ短調 Op. 68

2010年 9月11日(土)

神奈川県立音楽堂
17:30開場 18:00開演
一般:1,000円 全席自由

大学生以下:500円

中野は,今回は第1バイオリンで出ます。ちなみに(たまたま今朝すれ違った)鈴木博之先生によれば,神奈川県立音楽堂は誉れ高い名建築であるとのこと。学生さんはワンコインですので,ぜひ。

チケット買ってくださる方,イープラスで買えます。またはファミリーマート店頭の端末で買えます。よろしくお願いします!

イープラスへのURL