モース『贈与論』復刊投票のお願い

豊後大学の亀井雲右衛門と申します。このたび中野様のご厚意に与りましてこの場をお借りして告知申し上げます。

マルセル・モース『贈与論』は,前世紀の社会学・人類学における紛う方なき不朽の名著でありますが,残念なことに今日これを邦語で読むことができません。もちろんフランス語版や英語版は容易にかつ廉価にて入手できますが,この書の日本語版が書店に並んでおりませんことは,わが国での社会学・人類学・その他隣接諸学にとりまして,大いなる損失となっているところであります。

モースの議論の重要性を認識される「社会分析的ブログ」読者諸賢にありましては,ぜひこの窮状をご賢察のうえ,下記リンク先の復刊投票にご協力いただけますよう,伏してお願いする次第でございます。

社会学と人類学 全2巻(マルセル・モース) 復刊リクエスト投票

絶版本を投票で復刊!

どうかよろしくお願いいたします。


21 thoughts on “モース『贈与論』復刊投票のお願い

  1. Tatar より:

    できる限り広めておきます。

  2. T より:

    はじめまして。法社会学をやっているTです。フランスにも去年1年間いました。なるほど、復刊される可能性があるのですね。投票させていただきます。

  3. 中野昌宏 より:

    あっ,あなたは。Tさんですね。どうもはじめまして。私も「研究を救おう」の記事など拝読しました。

    投票よろしくお願いします。それと,今後ともこのブログもよろしくお願いいたします。フランスのことをもっと書こうと思うのですが,タイミングが重要な時事ネタ優先になってしまって,それ以外の記事を書くには何だかヒマがなくて。実は係争中(?)のこともありますし……。

  4. T より:

    さきほど投票しました。結構、投票のびてますね。復刻するとありがたいです。
    「係争中(?)」ということですが、むしろそっちに興味がありますね。住宅関係のトラブルでしょうか?
    自分は、今年度の講義は、全部、フランスと日本の賃借権の比較を話題にして行いました。
     

  5. Tatar より:

    係争中ですか、リアルにスジモノに話が通りますが、いかがしましょう。
    しかし、仏蘭西は遠い。

    浪費が多いでしょうが、お体にお気をつけくださいませ。

    モースはメールでばらまいてみました。
    効果があると良いのですが。
    ちかい内に日誌に貼らさせていただきます。
    トラバがよく分かっていないので、事前にお伝えしておきます。

  6. 中野昌宏 より:

    「係争中」の件は,まだ法的に係争してるわけではありません。お察しのとおり不動産関係です。平たく言うと日本在住フランス人大家から,アパートの敷金が戻ってこないという,とてもよくある問題です。

    先日やっと日本での住所を突き止めましたので,やろうと思えば法的な手段に移れるようです。何かアドバイスがありましたらいただければ幸いに思います。

    ここで手が止まっているために,フランスの話が書けていません。別の話をまた書きますね。病院とか,学校とか,いろいろ問題が……。乞ご期待。

    リアルなスジモンは,とりあえず遠慮しときます。安倍さんたちを批判しているとこっちがボコられたりしないですか。サヨクのスジモンだったらいいのですが。そんなのいるのかな?

  7. Tatar より:

    面白いお話し期待しております。

    ホンマもんはウヨクとかサヨクでは動きません。スゴイですよ、インターナショナルで。詳しくは書けませんが。

    まともなウヨクもサヨクもありゃしない。
    右翼=アナーキストって言う定義があるとするならそっちになってしますのですが。(柄やんとかが言ってた)

    兄ぃは古典右翼ですよ。反権力っていう意味合いが安陪さんの批判を意味するなら。

    もっとも平等で、公正な利益配分が、など当たりまえのことを国家に求めたりすると、今はサヨクとか言われますが、やっぱ、右翼の源流の黒竜会、玄洋社、はそういう点で私服を肥やす奴らへの批判として出てきたのではないかと。自分の系譜を辿ると、まったくその組織に無関係ではないので、これから調べていきます。反権力な右翼は一水会ですかな。民族派でしたか。「日本民族」も超克した「民族」ならイイですが、そうではないでしょう。

    なんで、お上にたてつくようなことを言うとサヨクとお上に従順だとウヨクなのでしょうか。まったく理解できない。
    強きをクジキ、弱きを助け、とは仁義の本懐ですけれども。お上に従順で弱いものイジメをするような人たちが愛国を語る資格はない。
    不正を不正とイイ、不公正を不公正と言って何が悪い。

    石原完爾を「凶暴な宮沢賢治」と表されている方がおりますが、小生、「凶暴で猥褻な宮沢賢治」ではなかろうかとも思ってしまします。

    兄ぃも京都学派。戦争で行われた哲学の営みの可能性は、戦争に関わったダメなのではなく、その限界を見極めた上で吟味していかないといけないなあと思います。
    このご時世、何が「左翼」で何が「右翼」なのかしっかりさせればイイとも思います。
    個人的にはそのいずれにもくみしていませんし、視野はいつも「日本」の外です。

    とりあえず、兄ぃは「古典右翼」ってことで。本義に立ち返った姿勢を立派にお示しください。
    「戦後民主主義」を完全には否定しませんが、色々なところにアレルギーとネジレを生んだのは確かなようです。

    差別と区別をしっかりと、そして差別は最低です。
    仏蘭西の多民族と国家とか、右翼、左翼とかその辺の話題も教えてください。
    仏蘭西は日本よりは民度が高い、と言われてるようなので。

  8. 中野昌宏 より:

    おお,そうだったのか,オイラは「古典右翼」なのか。メモメモ。ありがとよ,たぁ坊。

    自覚なかったがな。「マルキスト」っていう自覚はあったんだが。「僕は古典右翼マルキストです」って名乗るのは何か愉快かも。

    宮台氏がどっかで書いてたんだが,「昔は日の丸にすり寄るのが右翼,赤旗にすり寄るのが左翼と言われていた。そうでなく,社会的再分配を認めないのが右翼,認めるのが左翼だ」と言っていた。これはこれで「おぉ,すっきりしてるな」感はあって印象深かったが,どうもすっきりしすぎというかすっきりさせるべく整理し直してるだけなわけで,本来はわかりにくいとこなんだよな……。

    「弱きを助け,強くを挫く」のは任侠の本義だが,宮台的にはそれって左翼ってことになるんだよな……。

    結局,要するに国会の座席が右側の人と左側の人,というので,お上の側(与党)か文句を言う側(野党)かというだけで分かれてるというしかないんだろうな。でもオイラたちがのってる立場はそんな簡単なもんじゃない。丸山真男の『忠誠と反逆』とか読んでもらわないと。

    > 差別と区別をしっかりと、そして差別は最低です。

    うん,差別ネタを今度書こうと思っていたのだが。まあそうとは思うがそうはっきり言われても書きにくいな。でも書くけど。

  9. Tatar より:

    えと、ブラウザのエラーから気を取り直して。

    亜細亜主義と北一輝~21世紀の亜細亜主義
    http://www.miyadai.com/index.php?itemid=67 宮台真司HP

    神々の闘争 安藤礼二 講談社
    http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062126907/qid=1106879743/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/250-2830569-8213825

    超国家主義に関しては橋川文三が編集した
    筑摩書房から出ている日本の思想シリーズ。以上あたりを追えば、このお話しに関してはだいたい良いのでは。

    優しいサヨク、平等で公正をめざすなら古典右翼へ。
    真の保守、真の愛国をめざすウヨクなら古典右翼へ。
    大いなるもののケツ舐め(この言葉をあえて使ったら親に叱られた)において、右も左も大差ないと。
    古典右翼マルキストOK。
    本来ならそれでイイのでは。
    今いる、自称ウヨクは愛国者ではなく、国家ファンもしくは国家への転移者。
    憲法を盾に取り、国家を操縦する、よって政府がダメなら改造する。改革する。保守って奴は一体何を保守しているのかわからん。革新を言う奴も何を革新するのかわからん。
    建国の精神に立ち返って、よーく考えよう、お金も大事だね、もっと大事なもんはないのか!ない、はいそうですね。

    夏目漱石の「私の個人主義」に立ち返って、やりなおすものはやりなおす、十分じゃないものは十分に、中身がないものには中身をつめる。正論言っても通らないから仕方ないんだけど。

    「差別は最低」は黒人と結婚した山田詠美と村上龍の対談での一言です。そうかよしよしと、思いました。

  10. 邦語の文献検索、書籍、研究リソース ー研究のためのリンク集(その2)

    フランス編のその1の続編として、研究のためのリンク集を作ることにしました。全く個人的な便宜であって、特に目新しい点があるとか、網羅性が高いとか、そういうもの…

  11. 中野昌宏 より:

    ところで「古典右翼」ってどういう定義と考えればいいのかな……。

    「仁義なき闘い」みたいなアレかな。

    フランスの民度についてもまた書きます。

  12. [学術] 復刊

     どうやら,社会学と人類学 全2巻(マルセル・モース)の復刊運動のようなものがあるようです。詳しくい内容は私もわかっていないのですが,一度「贈与論」は読んでみた…

  13. palaga より:

    投票しました。復刊するといいですね。

  14. [遊び]南無阿弥お陀仏クビ大学

    中尊寺ゆつこさま。心よりご冥福をお祈りします。合掌。(洒落にならない、タイトルとかですみません。しかし、漫画家が笑いを提供する人であるならば許していただけると…

  15. Tatar より:

    兄ぃ。

    「仁義なき闘い」じゃあ、ダメなんすよ。
    明治期の「玄洋社」、「黒竜会」が右翼の源流です。
    「一人一殺」とか聞いたことないすか?

    最新の日誌でトラバ入れましたから。

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8E%84%E6%B4%8B%E7%A4%BE
    ↑参考に。「玄洋社」

  16. 中野昌宏 より:

    ひえぇ,すんません。勉強します。

    ていうか,舎弟にしてくだせい。キャラ的にそのほうが……。

    風邪でダウンしててお返事遅れました。

  17. 中野昌宏 より:

    palagaさん,

    はじめまして。投票ありがとうございました。

    今後ともよろしくお願いいたします!

  18. Tatar より:

    「ひえぇ,すんません。勉強します。

    ていうか,舎弟にしてくだせい。キャラ的にそのほうが……。

    風邪でダウンしててお返事遅れました。」

    今日、気づきましたこのコメントに。いや、このセカイはやっぱ年功序列の生きてるセカイでしてねえ。兄貴ぃ。

    投票は、呼びかけて、自分を含めて3票は確実に入ったことがわかっています。

    ドラへのコメントはしばしお待ちを。

    フランス風邪にご用心☆

  19. [遊び]再(RE)南無阿弥お陀仏クビ大学

    -臆病売国奴・石原慎太郎大チェンチェイに捧ぐ(と揶揄しながらも応援している部分はある) -都立大学で行われた人文社会科学の営為にはいつか、返礼を -本当に…

  20. 天皇陛下という道具

    港市の秋

    石崖に、朝陽が射して 秋空は美しいかぎり。
    むかふに見える港は、 蝸牛の角でもあるのか

    町では人々煙管の掃除。
    甍は伸びをし 空は割れる。
    役人の…

  21. 西納慎司 より:

    先日 お茶の水の古本屋街で足を棒にして贈与論を探したが見つからなかった 現代思想の様々なテキストに引用されるこの名著を是非読んでみたい 

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